卵子凍結とは
卵子凍結とは将来の妊娠に備え、より良質な卵子を妊娠時期における若年期から採取し、凍結保存する方法です。(卵子凍結における社会的適応)卵子にも所謂、老化が散見され、ご自身の卵子では妊娠が難しくなる確率が高くなることが統計上の結果として出ています。そこで、比較的生殖能力が高いとされる時期に予め、ご自身の卵子を採取し、
凍結保存を行うことで現在のご自身のシチュエーション(妊娠を望んでいるが、特定のパートナーがいない。自身のキャリア生成の為にも、今は妊娠をすることが難しい。等)に幅広くお応えしながら、将来の妊娠への担保を得ることが可能となります。
公益社団法人 日本産科婦人科学会が掲出しております、「ノンメディカルな卵子の凍結」を下記リンクより、参照頂けます。
卵子凍結による妊娠
生殖補助医療における、胚凍結は採卵した卵子を体外受精させ、順調に細胞分裂が行われ、移植後、子宮への着床が望まれる胚を凍結するものですが、一方で凍結した卵子を融解処理し、体外受精させた卵子、いわゆる胚となる前段階での凍結を行う卵子凍結では、
妊娠に備えて、融解させた卵子を体外受精し、移植可能状態である胚へと培養するというフェーズを踏まなければならないという点で、大きな違いがあります。
胚培養の段階で融解処理後の卵子を用いた受精卵が必ずしも、胚へと育つわけではないという面で、必ずしも、妊娠に至るわけではないと言えます。
凍結した卵子の保管先
当院ではより安全に、患者様からお預かりした大切な卵子を保管するために、凍結卵子の保管先として株式会社グレイスグループ様から提供されております、「卵子凍結保管サービスGrace Bank(グレイスバンク)」と提携しております。
Grace Bankはステムセルの保管管理システムを採用しており、優れたモニタリング機器と厳重なセキュリティ設備の下、大切な卵子をお預かりします。
卵子凍結を望まれる患者様には資料をお渡しし、ご説明を実施させていただきますので、診療の場にてご相談くださいませ。
